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潰瘍性大腸炎でもマクドナルドはOK?食べられるメニューを紹介!

潰瘍性大腸炎でもマクドナルドは食べられる

たまに食べたくなるジャンクフード。あまり体にはよくないと分かっていながらも、急に食べたくなる方も多いでしょう。潰瘍性大腸炎は、お腹に刺激の少ない食事を選ぶ必要があるため、マクドナルドは食べられないと考える方も多いです。しかし、実際は潰瘍性大腸炎の方にもマクドナルドは人気で、少し工夫をすることで安心して利用できる飲食店です。

本記事では、潰瘍性大腸炎の方がマクドナルドを利用する際の注意点やその理由について解説します。
潰瘍性大腸炎であっても、「マクドナルドのハンバーガーが食べたい!」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

潰瘍性大腸炎の方でもマクドナルドは食べられる!

潰瘍性大腸炎でもハンバーガーは食べられる
潰瘍性大腸炎の方でも、体調によってはマクドナルドのハンバーガーを楽しむことができます。
しかし、潰瘍性大腸炎には、症状が強く出ている「活動期」と症状が出ていない「寛解期」があります。マクドナルドのメニューは脂質が高いものが多く、お腹に優しいとは言えません。そのため、マクドナルドを食べるのは寛解期にした方が良いでしょう。

潰瘍性大腸炎の方にもマクドナルドは人気!

IBDプラスが実施した潰瘍性大腸炎、クローン病の方を対象とした外食店人気ランキングでは、マクドナルドは3位にランクインしていました。

1位は丸亀製麺、2位は回転寿司チェーン店がランクイン。やはり、消化が良くお腹に優しいうどんは、潰瘍性大腸炎でも安心して食べることができます。そして、回転寿司であれば、自分の体調に合わせて食べるものを選ぶことが可能です。誰かと食事にいくときでも、相手に気を使わせないで楽しむことができるのが、ランクインの理由と言えるでしょう。

1〜2位がお腹に優しい飲食店を占める中、3位のマクドナルドはジャンクフード。体に良くないのは分かっていても、利用している方が多いようです。節制した食生活を守り続けるのは、とてもストレスが溜まります。コメントには、「体調が良いときに息抜きとして食べている」という方もおり、日常的ではなく体調をみながらであれば、マクドナルドのハンバーガーも食べられるということがわかりますね。

潰瘍性大腸炎でもマクドナルドが食べられる理由は?

潰瘍性大腸炎でも弱フードは食べられる
マクドナルドが体に悪いとされているのは、脂質が高いメニューが多いためです。脂質は、他の栄養素と比較すると1gあたりのカロリーも高く、肥満につながるとされています。加えて、脂質は多くとりすぎると腸の活動を活性化させてしまいます。そのため、下痢や腹痛などを起こしやすく、潰瘍性大腸炎の方は脂質制限をされている方も多いです。

これを聞くと、潰瘍性大腸炎などマクドナルドは食べられないと思う方が多いでしょう。しかし、工夫次第では安心してハンバーガーを楽しめます。
ここでは、潰瘍性大腸炎でもマクドナルドが食べられる理由について紹介します。

脂質が少なめのメニューを選べばOK!

マクドナルドには、脂質が少なめの商品も存在します。

商品名脂質(g)
ハンバーガー9.7
チーズバーガー13.4
マックフライポテト(S)11.3

(参考:マクドナルド公式サイト「栄養情報一覧」

潰瘍性大腸炎の再発を防ぐため、以前は脂質摂取量の目安は1日30g程度と厳しく制限されていましたが、今は医療の進歩と共に緩和されてきました。
(参考:東京医科歯科大学消化器内科「栄養について」

現在の潰瘍性大腸炎の方の1日の脂質摂取量の目安は、30〜40gとされています。とはいえ、症状が出やすい食べ物や脂質量は人それぞれ異なるため、少しずつ試しながら自分の体を知っておく必要があります。

マクドナルドの中でも「ビッグマック」や「テリヤキマックバーガー」などは、脂質が30g近く含まれるため避けた方が良いでしょう。しかし、「ハンバーガー」や「チーズバーガー」などの低脂質なメニューを選べば、安心して食べることができます。

潰瘍性大腸炎でマクドナルドを利用するときの注意点


潰瘍性大腸炎の方であっても、メニューを選ぶことでマクドナルドを利用することは十分に可能です。
ここでは、潰瘍性大腸炎の方でも、より安心してマクドナルドを楽しむための方法を紹介します。

脂質少なめのメニューを選ぶ

マクドナルドが健康によくないと毛嫌いされる理由は、脂質が多いメニューが多いからです。潰瘍性大腸炎の方は、「せっかくマクドナルドに来たからジャンキーなものを食べたい!」という気持ちを抑えて、脂質が少なめなメニューを選びましょう。
マクドナルドは、公式サプリや公式サイトから、アレルギー情報と共に成分栄養表示も公開しています。

脂質15g以下のメニューはこちらです。

  • ハンバーガー
  • チーズバーガー
  • エッグマックマフィン(朝マック限定)
  • フィレオフィッシュ

マクドナルドに行きたくなった場合は、ぜひ栄養表示で脂質を確認してみてくださいね。

症状が出ていない時期に食べる

潰瘍性大腸炎は、症状が出ていない「寛解期」を維持することが重要です。マクドナルドのメニューは脂質が多く症状の悪化を招きやすいため、症状が出ている活動期に食べるのは避けた方が良いでしょう。
潰瘍性大腸炎でもマクドナルドは食べられますが、食べる時期は症状や体調を相談してくださいね。

他の食事で調整すればOK!

マクドナルドにいくと、どうしてもセットでハンバーガーとポテト、冷たいドリンクを頼みたくなってしまいますよね。
しかし、脂質の少ないハンバーガーとポテトのSを頼んでも、合計の脂質は20gを超えてしまいます。
潰瘍性大腸炎の1日の脂質摂取量は、30〜40gが推奨されています。そのため、他の食事で脂質を抑えるように調整しましょう。

また、冷たいドリンクは腸には刺激になってしまう場合があります。そのため、ドリンクの氷は抜いてもらい、なるべく暖かいお茶や常温のものを選ぶとなお良いでしょう。

潰瘍性大腸炎でもマクドナルドは食べられる!


脂っこいジャンキーなマクドナルドは、たまに食べたくなる味です。しかし、潰瘍性大腸炎を患っている方は、「食べたいけれど食べられない」と考えている方も多いでしょう。
しかし、マクドナルドは潰瘍性大腸炎の方にも人気の飲食店のひとつで、実際に食べている方も多いです。
メニューや食べる時期、他の食事で調整をすれば、問題なく楽しむことができます。

症状が治っている時期をなるべく維持することが、潰瘍性大腸炎と上手く付き合っていくポイントです。ですが、節制した食生活を続けていくのはストレスの原因になり、たまに息抜きをするのも重要です。
いろいろ注意点はありますが、たまには美味しいハンバーガーを楽しんでみてはいかがでしょうか。